こんにちわ。医師のワッシーです!
今日は、「マイコプラズマとウレアプラズマ」についてです。
「マイコプラズマとウレアプラズマ」と聞いても、「なんのことやら?」という人が多いと思います。
性病の中で、「淋菌(淋病)」や「クラミジア」は、聞きなれた病名かもしれませんが、「マイコプラズマ」や「ウレアプラズマ」はあまり聞いたことがないかもしれません。
本日はこの2つについて解説したいと思います。
マイコプラズマ
情報元:Centers of Disease Control And Prevention(https://www.cdc.gov/)
ウレアプラズマ
情報元:Centers of Disease Control And Prevention(https://www.cdc.gov/)
マイコプラズマ・ウレアプラズマの病原性や、引き起こす症状は、クラミジアとほぼ同じで、症状だけで区別はつきません。また感染経路もクラミジアと同じですので、様々な行為で感染するリスクがあります。
淋菌やクラミジアは尿道、のどに感染して様々な症状を引き起こします。
性病としての尿道炎のうち、淋菌性とクラミジア性で約60%を占め、残りの40%は「その他」に分類されます。
このその他のかなり大きい割合を占めているのが、マイコプラズマとウレアプラズマです。
マイコプラズマ・ウレアプラズマの検査を受けた方が良い方は、このような方です。
- 淋菌、クラミジアは陰性だったのに症状(排尿時痛やのどの違和感など)が続く
- 風邪でもないのにのどが痛みや違和感があり、病院で検査をしたけど原因不明もしくは治らない
- 不妊症の原因がわからない
- 新しいパートナーができたので、一度しっかり検査をしておきたい
- 過去に淋菌やクラミジアなどの他の性病にかかったことがある
などです。
検査を行う為には医療機関を受診する必要がありますので、気になった方は受診をして下さい!