こんにちわ!医師のワッシーです。
意外に困っている人が多いけど他人や医師に相談しにくい「性病」について、現役医師が解説をしていきます。
初回のテーマは「行為後、排尿時に尿道が痛い・膿が出た」についてです。
行為を行った数日~1週間後に排尿時に尿道が痛く、膿が出てきて、困ったという経験がある人も居るのではないでしょうか。
医学的には「行為後、排尿時に尿道が痛い・膿が出た」 = 尿道炎 という状態です。
この尿道炎は、ばい菌(=人に悪影響を及ぼす細菌)を原因として、人から人に感染します。
主な原因菌は以下の2つです。
- 淋菌
- クラミジア
- (それ例外)
淋菌
情報元:国立感染症研究所(https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/527-gonorrhea.html)
クラミジア
情報元:国立感染症研究所(https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/423-chlamydia-std-intro.html)
この2つ以外にもありますが、大部分の行為による尿道炎がこの2つの菌が原因です。
これらのばい菌が感染することによって、「行為後、排尿時に尿道が痛い・膿が出た」という症状が出ます。
また、感染をしたままだと、「行為を通じて他人にうつす(感染させる)」、「男性不妊の原因になる」という問題が起こります。
これを治すためには、「抗生物質(=細菌を殺す薬)」が必要ですが、やみくもに抗生物質を飲むのは副作用があり、おすすめできません。
疑わしい症状が出たら、まずは「淋菌・クラミジアが感染しているかどうか検査する」ことをおすすめします。
検査を行う為には医療機関を受診する必要がありますので、気になった方は受診をして下さい!